色の雑学

大阪地下鉄のカラーリングの意味 vol.2

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本日は『大阪地下鉄のカラーリングの意味』第二弾、残り4路線を紹介します。

路線を識別するだけでなく、ある程度意味があって付けられていると言われている、ラインカラー。

早速見てみましょう♪

 

▷御堂筋線・谷町線・四つ橋線・中央線はこちら

 

 

千日前線…夜の繁華街の下を通ることから、ネオンをイメージした桃色

堺筋線…直通運転する阪急電車と合わせて茶色

長堀鶴見緑地線…鶴見緑地で開催された、国際花と緑の博覧会のテーマカラーである黄緑

今里筋線…朝に東から昇る太陽のような暖かさをイメージしたオレンジ

 

 

いかがでしたか?

 

あの迷宮を制するため、色分けは必須だったのだと思いますが

やはりその路線が思い浮かぶ色をあてたほうが、私たちにとっても分かりやすいですよね。

 

色とイメージは密接に繋がっているため、間違うと混乱を招いたり

商品ではイメージはもちろん、売上げが左右されたりする場合が多々あります。

 

例えば、いちごを使ったお菓子のパッケージが水色だと、何だか変ですよね。

夏に売りたいクールな商品(例えば冷え○タ)が、赤色だと何か違いますよね?

でもあのゲル部分のパッケージも、赤や他の色でも作製できます。

 

それをあえて青(水色)にしているのは、商品の特性と購入者を見据えてのことです。

 

ですから、例え地下鉄のカラーリングでも、覚えやすく見やすいことが正解。

メインの御堂筋が、ベージュだとなんだかぼんやりしてしまいますよね。

戦隊ヒーローの真ん中がベージュみたいなものです…勝てそうに無い!笑

 

 

というわけで『色で売上げなんて変わらない』とおっしゃる方もいらっしゃいますが

必ずしもそうではありません。

それに、お客様にとって良い商品を提供するのが、作る側のつとめ。

 

あの迷宮で、地下鉄のラインカラーが全部グレーだったとしたら?

迷子の人だらけで、大阪の地下は混沌とした状態になることが目に見えています。

 

 

今回のラインカラーに関しては、憶測が定着したであろう部分もありますが

色分けされて見やすく分かりやすく、私たちの役に立っていることは事実なので、感謝ですね。

 

こんな風に「なぜこの色になったのか」を考えながら、ものを見てみるのもおもしろいですよ^^