ちょっと気になる、日本人の「色」に対するイメージ
「気分が落ち着く色は?」「異性の服の色で、好感を抱きやすい色は?」など“色”に関する興味深い回答がたくさん。
気軽に楽しみながら、日本人の色に対する意識傾向を見ていきましょう。
気になる?異性の服で好感を抱きやすい色は何色?
好感を抱きやすい色の1位は「白系」で、48%と約半数が回答し飛び抜けた結果に。男女共に高い回答率でした。
次いで「青系」の28%、こちらは女性が男性に着てほしいと思う割合が高く、さらに「ピンク系」が20%と続き、こちらは男性が女性に着てほしいと思う割合が高いという結果に。
上位3色以外では、男性が異性に着てほしい色は「ベージュ系」、女性が異性に着てほしい色は「黒系」「グレー系」「茶系」でした。
性別と年代を合わせて比較すると、若い世代の方が着てほしいという割合が高かったのは男女共に「白系」、年代が上がるにつれて着てほしいという割合が高くなったのは、男性では「ベージュ系」「黄系」「紫系」、女性では「ベージュ系」「グレー系」という結果に。
デートの際など参考にしてみると、好感度に差が出るかも知れませんね。
ビジネスでもプライベートでも、嫌悪感を抱かれやすい色は?
「特にない」を除くと、1位「紫系」・2位「ピンク系」・3位「赤系」という結果に。
この3色が嫌悪感を抱きやすい色として突出しています。
男女での違いはあまり見られず、しいて言えば男性は女性より「黒系」が、女性は男性より「黄系」が少し高くなっています。
「その他」のフリーアンサーでは「ゴールド」という声が非常に多く、「シルバー」「ラメ」「キラキラ系」などを含め、派手なものはダメだ、という声も多かったもよう。
総じてベーシックで派手すぎない色が、嫌悪感を抱かれにくいと言えそうですね。
自分を色に例えるなら何色?
全体で1位は「グレー」で5人に1人が回答。2位「紺」・3位「青」という結果に。
「グレー」はどの年代、性別においてもトップとなっており、特に男性の回答が多く、「白でもなく、黒でもなく、白と黒が混ざっているようなイメージだから」といった回答が多かったもよう。
男女で比較すると、男性は「グレー」をはじめ、「紺」「青」など寒色を答える人が女性より多く、女性は「オレンジ」「ピンク」など暖色を答える人が男性より多い傾向が。
さらに性別と年代を合わせて見てみると、男性は「黒」「青」から、年代が上がるにつれて「紺」「水色」「シルバー」へ変わっていくようですが、女性は目立った特徴はありません。
「その他」のフリーアンサーでは、「ベージュ」が多く見られたようです。
奇抜な色を選ばないところが日本人らしくも感じられますね、皆さんは自分は何色だと思いますか?
定番カラー『白』と『黒』のイメージは?
定番カラー、白と黒のイメージ調査では面白い結果が。
白から連想されるイメージ1位は「清楚」で70%、2位は「清潔でクリーン」で63%とこの2つが断トツ。3位以下は30%以下となっていました。
男女での感じ方の差が少ないことが、グラフから見て取れます。
黒から連想されるイメージ1位は「落ち着く」で32%、17票差で同率となったのが「大人」でした。白に比べ、黒に対してはプラスからマイナスまでいろいろなイメージがあるようです。
男女で比較すると、女性は「大人」「クール」という回答が男性に比べて突出して高く、男性は「闇」「沈黙」をはじめ「孤独」「恐怖」など、マイナスのイメージを女性よりも強く持っているよう。
年代別で見ると「神秘的」「落ち着く」は年代が上がるほど高く、「クール」「闇」は若い世代の方が高い傾向が見られます。
一つの色にもプラス・マイナス両方のイメージがあることがよく分かる結果ですね。
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ベーシックカラーの好感度が高かったり、自身をグレーと表現するなど、日本人らしい側面が見て取れたり
好きな色トップ3に入っていた色が、嫌いな色トップ3にもランクインしていたりと、興味深い結果がたくさん見られた色のアンケート。
色はコミュニケーションツールのひとつ、上手に活用して、日常生活に活かしたいものですね。
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▷好きな色・嫌いな色は?日本人の傾向が分かる 色のアンケート vol.1
▷異性から好感を持たれやすい色・仕事で嫌われやすい色は? 色のアンケートvol.2(表示中)
▷アンケート掲載元:http://chosa.nifty.com(アンケート実施日時:2012年8月31日~9月6日/有効回答数:3,553)